冷や汁
暑い日が続いています。
食欲がなくなりさっぱりした食事、そー麺、冷やし中華、ざるそばを食べることも多くなりました。
こんな時私が思い出すのは、子供の頃夏休みの暑い時に食べた母の「冷や汁」。
エアコンも無い時代の夏の暑い日、田舎の裏庭に簡単なテーブルや椅子を用意し、大木が茂った日影の下、蝉時雨を聞きながら食べた冷や汁はとても美味しかったです。
冷たい白飯に冷やし味噌汁をかけたような物。具材に塩で一揉みしたきゅうり、ごま、青しそ、お好みで茗荷でしょうか。とてもシンプルで『冷や汁』という名前も大人になって知りました。
私の田舎は海の無い群馬県の為か、有名な九州の冷や汁に入っている白身魚は入っていませんでした。今は冷や汁ブームなのか定食屋さんメニューにもなっていますね。
大人になってから一度も食べていませんが、母の料理で食べたい料理ナンバーワンです。
母は他界していて作り方も教えてもらっていないので、今や私の幻の一品でしょうか。
