カタバミ
子供のころ、幸せの象徴だと見つけては無邪気に喜んでいたものが実はそうじゃないことを知ってから、「…なんだ」と思いあまり目に留めなかった。
そんな道端によくある多年草であるカタバミが今回の主役です。
クローバーによく似ていて、でも少し小さい。
黄色い花を咲かせて道端に沢山ある。
主張もせずにいるその姿に優しさを感じたのは少し疲れていたからかもしれません。
ですが、そこから気になり調べていくと、知られざる姿がありました。
カタバミはその繁殖力からあるものに採用されていました。
それは家紋です。一度根付くと絶やすことが困難であることから、家が絶えない⇒家運隆盛、子孫繁栄の縁起担ぎとして用いられ、十大家紋の一つに数えられています。
花言葉は①喜び ②輝く心 ③母のやさしさ と3つあります。
1つ目の喜びですが、スペインやフランスでは、【ハレルヤ】とも呼ばれます。(キリスト教で「主をほめたたえよ」の意味)
これは復活祭のハレルヤが唱えられる時期にカタバミの花が咲きだすことにちなんでいます。
2つ目の輝く心は、かつて真鍮の仏具や鉄製の鏡をカタバミの葉で磨いていたことにちなむと言われています。
今回カタバミをふと見て優しさを感じたことは、偶然でしかありません。
しかし、知らないし興味を持たなかったものにも様々な背景があり魅力を感じられたことは、私にとって大きな収穫となりました。
以上、知らなくてもいい、でも、調べてみたらもっといいことあるかも♪と思ったことでした。